育児と子育て

「僕らは奇跡でできている」から発達障がいを考えてみる

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僕らは奇跡でできている

飛べない鳥って、本当は

”飛びたくない鳥”かもしれないですよ。

この言葉はなかなか出てきませんよね。

発想の転換、ある意味凄い言葉だと感じます。

僕らは奇跡で出来ている~発達障がいってなに?

最近、ネットやテレビでよく聞かれる「発達障がい」という言葉。
この「発達障がい」という言葉が出てきてから、
「うちの子、発達障がいじゃないかしら・・・」と心配するお母さんが、とても増えました。

また「あの子、ちょっと違うよね。発達?」なんて言葉も
時折、ママの会話から聞かれてきています。

最近話題のドラマ「僕らは奇跡でできている」
の主人公一輝も発達障がい?アスペルガー?知的障害?
など、いろいろな疑問がネット上でにぎわっています。

発達障がいってなに?

発達障害?

発達障がいは知的な遅れはありません。
むしろ天才?!と思うくらいの才能をもっていたりもします。

自閉症スペクトラム、学習障害、注意欠陥多動性障害。
この三つが代表的な発達障がいとしてあげられています。

それぞれの障がいの特徴を重ねて持っている人も多いです。

有名人だとトムクルーズやスピルバーグが
自分の発達障がいについてカミングアウトしています!

アインシュタインやエジソンも発達障がいをもっていたと
言われています。

この障がいですが、脳が何かの処理を求められたときの
処理の仕方が生まれつき他の人と少し違うと言われています。

また、音や光、肌の触感などにとても敏感です。
日常生活場面でつらい時もたびたびです。

落ち着いて作業が出来なかったり、
相手の気持ちがよく分からなかったり。
没頭しすぎたり、集中できなかったり。
文字を読むのが苦手だったり、計算だけがどうにも苦手、など。

運動面では体全体を動かすときに手足を別々に動かす、
など身体の複数の場所を違う動きで同時に使うことが
苦手なこともあります。

ドラマ「僕らは奇跡でできている」から発達障がいを考えてみる

ドラマ「僕らは奇跡で出来ている」

高橋一生演じる主人公一輝は変り者、個性派として描かれています。

一輝は動物行動学が専門で、大学で講師をしています。
興味のあることになると没頭して何もできなくなります。

人との関わり方も大人も子供も区別しない関わり方です。
恋愛などもさっぱりわからない世界、という感じです。

相手を察した言動も出来ません。
でも、彼独特の思考や感性は、まわりの人の心の中の何かを
動かし、揺さぶります。

ドラマでは彼の障がいの有無については何も語られません。
ただ「個性」とのみ表現されています。

一輝は家政婦の山田さんと同居しています。
山田さんは実は家政婦ではなく、実の母親です。

それを知りながらも、なぜか一輝は何も聞くことなく過ごします。
ある日、突然、家族がらみの話題から、そのことを思い出し、
山田さんにお母さんでしょう?と聞きます。

かつて一輝を他の子どもと同じようするために彼の個性を正そう、
としていた母親は同時に一輝をとても苦しめていることにも気づいています。

でも、早くに夫に他界され、余計に気負ってしまいます。
まわりからも「きちんと育てていない」と思われたくなくて
個性を正すことに拍車がかかっていきます。

でも、ある日、家を出たまま、帰宅できなくなります。
11年後、一輝の元に家政婦として戻り、共同生活がはじまります。

一輝に本当のことを知られたと分ってから
二人のギクシャクした関係が続きます。

しかし、一輝の個性を一切否定せず育ててきた祖父が
家に戻るのには11年が必要だったのでは、という言葉に
一輝は納得します。

先送りの癖は山田さんゆずりなのだと気づきます。

そこから自分が生まれてくる確率を計算しはじめます。
そして一人ひとりの命がいかに限りない偶然の上に生まれているか、
「僕らは奇跡でできている」ということを知って感動します。

そして山田さんの命も同様であることを語り、
感謝の気持ちを伝えます。

普通なら許せない気持ちがあってもいいところを
彼の思考と感性は違う方向に彼を導いてゆきます。

そんな思考と感性は彼を否定することなく
好奇心と探求心にあふれているととらえ
大切に育てた祖父母あってのものではないでしょうか。

 

個性あふれるはみ出しっ子

いま、集団生活の中で個性あふれるはみ出しっ子は「発達障がい」と疑われる時代になっています。

たとえばそれがもし、大人の指導力不足だったりしても
子どもに障がいがあるもの、として片づけられてしまうのです。

でも、どこかで修正すべき、直すべき、と
否定から入ってしまうことは
個性あふれるはみ出しっこに何を残すのでしょうか。

一輝はつねに祖父母に一人の人間として尊重されてきました。
その姿勢はコミュニケーションに不器用さがありながらも

大人、子供を問わず人を尊重する一輝の姿勢につながっています。
学生のどんな質問にも好意的に答え、否定することはありません。

そして、動物行動学の奥深さ、面白さを学生に意図的ではなく
伝えています。
そのことが学生の好奇心、探求心を高めています。

一輝にないものがたったひとつあるとしたら、
それは他者を否定するという心だと思うのです。

 

まとめ

多様性が大事だ、と言われる時代。
でも、個性派の子どもたちが「発達障がい」という言葉で
排除されやすくなっている現実があります。

そんな一面に疑問を投げかけているのが「僕らは奇跡でできている」
なのかもしれません。

個性派の子どもたちに必用なのは否定ではありません。
診断名が一人歩きするのは、とても怖いことです。

否定ではなく、肯定するための診断名であってほしいです。
理解のための診断名であってほしいです。

そして自らを理解できて、肯定することに役立つ、
生きづらさを軽くしてくれる診断名であるといいなと思います。

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